東京オペラソリストの会により、フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」公演に足を運びました(2022年9月4日、南大塚ホールにて)。
このオペラを何回か観た印象は、お話がとてもチャーミングなこと。筋書を知っていても、ワクワクしながら見入ってしまうのです。
音楽には特に着目しなくても、おおいに楽しめる。音楽そのものは、例えば、フンパーディングと近い世代のプッチーニの諸作品に比べると、落ちるような気がしてなりません。
けれども、視聴している間、そして観終わったあとの余韻は、ストーリーと演技と音楽がうまい具合に調和し、いっとき幸せな気分に浸ることができるのです。
この日もそう。ホンワカとした空気のなかに、ところどころ笑いを散りばめ、最後は子供たちによる合唱でじーんときました。
舞台装置もよかった。そして、伴奏は冴えわたっていました。在京のオーケストラ顔負けの演奏に聴き惚れました。
感謝感謝。次回も足を運びたいと思います。
歌手と指揮者たちはチラシに記載されているので、伴奏の面々を以下に記載します。
オペラソリストの会アンサンブル
ピアノ:川井彩子、奥山初枝
ヴァイオリン:川井愛以
ヴィオラ:高橋幸乃
ホルン:齊藤麻衣、中野涼香、原吐夢
打楽器:榑谷学
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