本を整理して近所のブックオフに引き取ってもらったら、70冊で4340円なり。割がいいとはいえないけれど、いままでで一番高い買い取り額であったので、ちょっと気分がいい。
ついでにCDコーナーをのぞいてみると、ウイーン・コンツェルトハウスの八重奏曲が500円で出ていたので購入。現在は廃盤であり、ネットのオークションでは1万近くするので手が出なかったもの。こういう掘り出しものがあるから、ブックオフは侮れない。これが今年最後のヒットになるかな。
今年に読んだ本のなかで、特に面白かったものをあげてみる。投稿順。
R・D・ウィングフィールド(芹澤恵訳) 「夜のフロスト」次々に発生する事件を追うスピード感、そしてフロスト警部の下ネタがたまらない。
吉田戦車 「一生懸命機械」漫画を好きにも関わらずあまり読まないのはコストパフォーマンスが悪いから。貧乏性なのである。
この漫画はブックオフで見つけたもの。機械にも感情があることを知った。
あるったらあるのだ。
太宰治 「富嶽百景」放蕩作家は、峠の茶屋でもモテモテであった。
田村隆一 「詩人からの伝言」大酒呑みで女好きの詩人が人生を語る。こういう人にワタシはなりたい。
池澤夏樹 「キップをなくして」子供の夏休みの甘酸っぱい経験を情感豊かに描いている。電車好きにもオススメ。
宮台真司 「日本の難点」切れ味鋭い文明批評。少々難解な箇所もアリ。
高田純次 「適当日記」半分以上は作り話じゃないかとも思うが、面白ければいいのである。
大前研一 「質問する力」この本に触発されて、会議では必ず質問をするようにした。
1ヶ月もたなかったけど。
内田樹 「下流志向」今年はこの著者の本を一番読んだかもしれない。勢いのある分析力が魅力。
小谷野敦 「禁煙ファシズムと断固戦う!」自身の生活を壊してまで喫煙にこだわる著者。このエネルギーをわけてもらいたい。
デカルト(谷川多佳子訳) 「方法序説」昔から同じようなことで悩んでいたのだなあとしみじみ感じる。
古典を読む醍醐味である。
ベスト10とかいって、11ある。数も数えられなくなったようである。
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