フェレンチク指揮ハンガリー国立管弦楽団の演奏で、ベルリオーズ「幻想交響曲」を聴きました(1984年1月、フランツ・リスト音楽アカデミーでのライブ録音)。
これは、ゴツゴツとした手触りの演奏。かと言って雑ではなく、むしろ丁寧であり、朴訥と言ってもいい味わいがある。それが、いまだに新しいベルリオーズのオーケストレーションと相まって、聴いていくにつれ、不思議世界へと引き込まれていくように感じます。
終楽章はしっかりとスペクタクル、ラスト近くの大太鼓は空気を切り裂く!
生で聴いたら、のけぞるでしょう。
チューバの燻んだ音色も素敵です。
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