フランク ヴァイオリン・ソナタ レーピン(Vn) ルガンスキー(Pf)日本でもアメリカでも、オープン戦が始まっている。
日本においてはメジャーの話題はもっぱらダルビッシュだが、イチローや川崎、サイトーも元気な姿をみせてくれている。楽しみだ。
そんななか、心配なのは松井秀喜の去就である。
アスレチックスとの契約が終了し、現在のところ浪人である。松井の代理人がダルビッシュも担当していて、彼がダルビッシュの入団につきっきりになっていたため、なんていう
話もあるようだ。
開幕までにとはいわないまでも、近いうちにはメジャーのどこかのチームにすべりこんでほしいものである。
さて、音楽はフランク。レーピンとルガンスキーのコンビによる、わりと最近の録音だ。
レーピンのヴァイオリンは、強弱の変化をつけた伸びやかなもので、線はやや太め。ときおり微妙なポルタメントを駆使して、甘い雰囲気を醸し出す。どこを押しても動じないような、立派な弾きぶりである。ただ、この曲に関しては、もう少し繊細な演奏が好みかな。
ルガンスキーという人は初めて聴いた。でしゃばらないのに、どっしりとした存在感が、全曲を通してにじみでている。いいピアニストだと思う。
2010年7月、ベルリン、テルデックス・スタジオでの録音。
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