シェリングのヴァイオリン、ギブソン指揮ロンドン交響楽団の演奏で、パガニーニのヴァイオリン協奏曲1番を聴きました(1975年6月、ロンドン、ウェンブリーでの録音)。
この曲は華やかだしメロディがいいので、中学生の頃からよく聴いていました。パールマンやアッカルドで。
オイストラフやミルシテインのCDは見当たらないけど、同じように「硬い」イメージのあるシェリングは録音している。
存在は知っていたけど、聴くのは初めて。
シェリングのヴァイオリンは、音にコクがあり濃厚。高音が伸びるところは艶々。
超絶技巧っぽい箇所においてはソツがないし、あたかも野花の芳香が漂うような品の良さがある。
ギブソンのロンドン交響楽団は、落ち着いており、渋い中年男の色気のようなものを感じさせます。
この演奏、気に入りました。
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