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ミトロプーロス、ニューヨーク・フィル、ショスタコーヴィチ"革命"

2020.06.20 - ショスタコーヴィチ

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ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルの演奏で、ショスタコーヴィチ交響曲5番を聴きました(1952年12月、ニューヨークでの録音)。

友達がワインをくれました。珍しいパレルモ産。
肉料理にしようと思ったけど、一昨日から漬けてあるブリ照りもよかろうと、これをアテに。
しみじみ旨し。

さて、ミトロプーロス。
この演奏を例えるなら、太筆の楷書書き。冒頭から豪壮な音を聴かせます。一定のテンポを保ちつつ迎えた山場は、精刻なティンパニと小太鼓がお出迎え。
パンチが効いてめっぽう楽しい2楽章を経てラルゴ。智に働き情に棹ささないものと感じますが、角は立たないようです。各楽器が立体的に浮かび上がるところは、壮麗でさえあります。
そう言えばこの楽章、雰囲気がバーバーのアダージョに似ているような(気づくの遅い?)。
終楽章は遅めのテンポ。大胆にしなる太筆、働きまくる智。最後はやや凝った味つけで締めくくられます。



























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Comment

スミマセン連投します。 - アソー

昨日ちょうどミトロプーロスの悲愴を聴いたばかりだったので…。LP羨ましいです。
ミトロプーロス、割と好きな指揮者なんですが、私の印象では、当たり外れが多い印象が…。
このショスタコの5番も、以前アナログ持っていたのですが、何だかテンポがヒョコヒョコと落ち着かず、当時余り良い印象が無かったので処分してしまいました。今聴くと印象が違うのかも…、と思った次第。
因みにミトプー、ショスタコの10番がドッシリと腰の据わった超名演です。あと、先程挙げたあくまで非情緒的な「悲愴」。「幻想交響曲」も良いですが、終楽章コーダの追い込みでオケが崩壊気味になってしまうのがご愛敬。
2020.07.18 Sat 16:05 [ Edit ]

気になる指揮者です。 - 管理人:芳野達司

当たり外れが多い印象、それはたしかに感じます。精密な音楽作りに感銘を受けつつ、ここぞというときのパンチが足りないと思ったりすることもしばしばで。
ショスタコの10番ですか、チェックしました。
悲愴はムラヴィンスキー的な解釈なのですかね。
幻想のコーダ、聴きたいですねぇ。
2020.07.18 21:05
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