ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルの演奏で、ラヴェル「ボレロ」を再び聴きました(1974年12月、ニューヨーク、マンハッタン・センターでの録音)。
たぶん高校生の頃(1980-82年あたり)。
今はもうなくなってしまった石丸電気本店のクラシック輸入LPコーナーで、ブーレーズがニューヨークを指揮したラヴェルの管弦楽曲集をたまたま見つけました。それには「ボレロ」が収録されていたのです。
当時、たしかブーレーズの「ボレロ」の日本盤はなかったはず。聴いてみたい欲求と、友達に自慢したい邪心から購入しました。
ニューヨーク時代のブーレーズは素人受けが悪かったと伝え聞きますが、それにしてもこんな人気曲を日本では封印していたなんて、売る自信がよほどなかったのか。今となっても謎です。
CDで聴くのは初めて。相変わらず整然としていて折り目正しい。管楽器を始めとして、上手い。
この曲、どの演奏を聴いたって大差はないと思うけど、本盤はラストを除いてクールに仕上がっています。
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