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ボロディン 弦楽四重奏曲第2番、他 ボロディン弦楽四重奏団今晩は、イタリア料理屋でウォッカを呑んだ。
そこで、ロシア音楽である。
ボロディンの2番の弦楽四重奏曲は、第3楽章に「夜想曲」とニックネームをつけられていて有名だ。有名といえば、この時代のロシアの弦楽四重奏曲には、チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」なんて曲もある。
ボロディンが1881年、チャイコフスキーが1871年の作品。
チャイコフスキーの曲は、トルストイが聴いて涙したというエピソードが伝えられているが、確かに疲れているときに聴くと涙が出そうになるくらいに感傷的な音楽で、激甘音楽甲子園の優勝候補といえる。
それに比べると、ボロディンの「夜想曲」は、もう少し毅然としている。ただ、メロディーは毅然としているものの、同じ旋律を惜しむように何回も反復され、甘美にデコレートされていくあたりは、酒とか女とか炙ったイカとかが登場する巷の演歌のようにも聴こえる。まあロシアなので、豚のバーベキューのシャスリクをサカナにウォッカを朝までだらだらと飲み続けるといったような雰囲気だろうか。
概して、呑みながら聴く音楽は、このような小編成のものがよいようだ。大編成のオーケストラで揺さぶられながら呑むのは、少々しんどい。
ボロディン四重奏団の演奏は、よい。端正であり適度に甘くもあり、なにしろ響きがキレイだ。
芳醇な響き。端麗甘口。
この曲、それほどいろいろな演奏を聴いているわけではないが、これはいい演奏なのじゃないかと思う。PR
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