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ケーゲルのビゼー 組曲「アルルの女」

2007.05.20 - ビゼー
kegel


近所のスーパーで「豚のどなんこつ」なる商品を見つけた。

肉1

ネジのわっかみたいな形をしていて、それが何十何百と入っている。この1パックが何匹の豚から採取されているのか良くわからない。
レストランでも見たことがなく、とても安いので買ってみた。このスーパー、ときどき妙なものを突発的に陳列するので見逃せない。
塩、胡椒、醤油で炒めてみる。

肉2

肉の大きさは、直径約1㎝から5㎝。大きいほうの肉は、正直言ってかなり歯ごたえがある。奥歯でガリガリやらないと噛み砕けない。酒のつまみにはいい、ご飯にも合わないことはないけど、ちょっと堅いようだ。



ケーゲルの「アルルの女」は、ご存知のかたもおられると思うけど、音楽評論家の許光俊が絶賛する演奏である。「うつろ」であり、「ゾッとする」と評している。私はそれを読んでとても興味をもったので、再発売されたときに購入して何回か聴いてみたけれど、あまりそういう感触はない。
確かにオケの響きは明るいわけではなく、しっとりとしているけれど、中くらいの色ではないだろうか。
ケーゲルの鳴らせかたも、特殊なことをやっているようには思えない。ちょっとテンポが遅い部分はあるけれど、それがとりたてて「うつろ」とは感じられないのだ。例えばインテルメッツォのトランペットなんて、ムード音楽顔負けのヴィヴラートを効かせていて痛快である。ファランドールも充分に熱狂的。
CD評の多くは印象批評だから、どうしたって自分の感覚に頼るところが大であり、評論家と自分の意見がまったく違うことも当然にしてあるわけで、それは普通のことなのだ。しかし今回は、人が暗いという音楽を普通に聴くということにおいて、自分はクラいのではないかと怪しんでしまうので複雑ではある。いや、そうではなくで鈍感なだけかもしれない。。
全体的にはこのケーゲル盤、とても落ち着いた安定感のある演奏というように感じた。

第1組曲
Ⅰ プレリュード
Ⅱ メヌエット
Ⅲ アダージェット
Ⅳ カリヨン

第2組曲
Ⅰ パストラル
Ⅱ インテルメッツォ
Ⅲ メヌエット
Ⅳ ファランドール
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