忍者ブログ

選択したカテゴリの記事一覧

パノハ弦楽四重奏団員、ドヴォルザーク、"テルツェット"

2018.07.08 - ドヴォルザーク

ma



パノハ弦楽四重奏団員の演奏で、ドヴォルザークのテルツェットを聴きました(1982年5月、プラハ芸術家の家での録音)。

ここで云うところのテルツェットとは、ヴァイオリン2名、ヴィオラ1名による編成を指します。ピアノが入る三重奏はトリオ、旋律楽器だけのものはテルツェットとするのが通例だそうで、実はこの編成による楽曲は比較的多いらしい。ただ、大半はアマチュアや家庭向けに作られたものなので、なかなかプロの演奏会には取り上げられることがないとのこと。そのなかでひときわ光彩を放っているのはドヴォルザークの曲である、とライナー・ノートの筆者である藁科さんは書いています。

おもにヴァイオリンがメインテーマを、ヴィオラが低音部を引き受ける形になりますが、それは曲想によって入れ替わったり、少しお休みしたりと変化します。どの楽章の旋律も、仕事で疲れた体にすうっと沁み渡るよう。とくに2楽章ラルゲットはメロディ・メーカーのドヴォルザークの面目躍如とも云える音楽で、コクがありつつも、ときにざらついた弦の響きがしみじみ美しい。


イジー・パノハ(ヴァイオリン)
パヴェル・ゼイファルト(ヴァイオリン)
ミロスラフ・ゼフノウトカ(ヴィオラ)













PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
11 12 13 14 15 16
18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新TB
カテゴリー