ブリュッヘンのリコーダー、アーノンクール指揮ウイーン・コンツェルト・ムジクスの演奏で、テレマンの「協奏曲」ハ長調を聴きました(1966年、ウイーン、カジノ・ツェーゲルニッツでの録音)。
今年の初聴き。
清冽にして心が洗われるような響きは、クッキリ晴れ渡った正月の空のようであるし、また演奏が醸し出す陰影からは、月並みな日常生活から炙り出された苦みを含んでいるように感じられ、気が引き締まります。
これは、アレグレット/アレグロ/アンダンテ/テンポオブメヌエットの4楽章構成。
ブリュッヘンの音はなんともチャーミングだし、コクも深い。また、長い音をだんだんと大きく延ばすところが精悍であり、聴いていて力が湧いてくるようです。
アーノンクールのオケはピリオド奏法だろうか?だとしたら、1966年当時は斬新だったのじゃないかな。アーノンクールによるヴィヴァルディ「四季」を聴いてタマげたのは、1970年代後半のことだったから。
リコーダーによるCDが、少しずつ集まってきました。
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