F=ディースカウのバリトン、ホロヴィッツのピアノで、シューマン「詩人の恋」を聴きました(1976年5月18日、カーネギーホールでのライヴ)。
この有名なレコードは、発売してからすぐ近所の図書館に置いてあり、当時聴いたはずなのにサッパリ覚えていません。音楽というものを聴き始めたばかりで、ワケがわからなかったのでしょう。
改めて聴いてみると、出だしから表情が濃厚。強弱とテンポの変化が大きい。ピアノが主導しているように思われます。
「薔薇に百合に鳩に太陽」は、こんなに速い演奏を他に体験したことがあったかな?
「恨みはしない」に感動。名演だと思います。
「眩い夏の朝に」の幻想的な味わいに酔います。
ひとときの淡い失恋物語を味わいました。
素晴らしい演奏に満足。
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