ハイドン トランペット協奏曲 シメオ(Tp) シェ指揮オーケストラアンサンブル金沢ハイドンのトランペット協奏曲変ホ長調は、1796年に有鍵トランペットのために作曲された。
当時は主にナチュラル・トランペットが使われていたが、有鍵トランペットではより多彩な音階を駆使することができたという。
ちなみに現在使われているトランペットは、その有鍵トランペットとはまた違ったものであるらしい。
知的にして端正な音楽のなかで、「夜の女王」のアリア並みの高音をぶちかますカデンツァはちょっと異色で、ズっこけそうになった。
作ったのはハイドンなのか演奏者なのかわからないが、面白い。
小学生の時に鳴らした覚えのあるリコーダーのごとくトランペットを奏でるルベン・シメオは、1992年にスペインで生まれたトランペット奏者。息子と同じくらいの年頃である。
無限、とまでは言わないまでも、大きな可能性があるね。
2008年7月、石川県立音楽堂コンサートホールでの録音。
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