文京区民参加オペラ「CITTADINO歌劇団」のドニゼッティ「愛の妙薬」に足を運びました(2018年2月25日、文京シビック大ホールにて)
主役のふたりがとても安定感のある歌を聴かせてくれました。とりわけ、アディーナはよかった。声では高音の艶やかなところ、演技では立ち居振る舞いの鮮やかなこと、総合的に非の打ち所がない内容でした。
あとは薬屋のドゥルカマーラがよかった。怪しい雰囲気がプンプンとしていながら、品がいい。なかなか難しい役柄を、見事にこなしていたと思います。
合唱は大人数で、見た目も華やかでしたが、歌唱力も高くて聴きごたえがありました。
オーケストラはたぶん臨時のものなのでしょう。瑕疵がほとんど見当たらないくらい、質が高かった。音大卒のメンバーが多かったのかもしれません。区民オペラというくくりを考慮したら、最上の出来ではなかったかと思います。
リードの平野さんの手腕がモノをいったのかもしれません。
全体を通して、とてもレベルが高く、楽しめました。
指揮:平野桂子
演出・衣装・美術:中村敬一
音楽指導:蒲谷昌子
合唱指導:佐藤洋人
副指揮:小松拓人
アディーナ・・・・別府美沙子
ネモリーノ・・・・曽我雄一
ベルコーレ・・・・井上 賢
ドゥルカマーラ・・品田広希
ジャンネッタ・・・阿部祥子
CITTADINO歌劇団合唱団
CITTADINO歌劇団オーケストラ
パースのビッグムーン。
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