ワーグナー「ローエングリン」 ネルソン指揮 バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団今週になって急にパソコンの調子が悪くなり、たましだまし使っていたが、とうとうWINDOWSが立ち上がらなってしまった。
近所の修理屋に見てもらったら、マザーボードの修理に58800円かかるとのこと。ハンマーがにぶい音をたてて鳴り響いたね。
少し迷ったが、思い切って買い換えてしまった。ACER製の新品で39800円也。安すぎるゆえの心配がチョビっとあったが、今のところ快調。
いずれにせよ、痛い出費でアル。
ネルソンのローエングリンは、1982年のバイロイトでのライヴ録音。
ひんやりとした空間のなかに鋭角的に響くブラスの雰囲気や、絶叫に割れる合唱の声は、まさに、年末に寝転がりながら聴くFMの音。
季節はまだ秋なのに、気分は冬休みだ。ネルソンは、直球の伸びよろしくガッチリ鳴らせる。
ホフマンのローエングリンは、繊細で透き通る美声を惜しまない。フォーゲルとヴァイクルはどっしり存在感がある。なかでも特にアームストロングのソプラノは、細くてほのかに立ち上る艶がみずみずしく、気に入った。
ローエングリンは、ピンとはりつめた山の湖の佇まい。
今の季節には、肌寒いくらいだ。
懐も寒い。
ローエングリン:ペーター・ホフマン
エルザ:カラン・アームストロング
オルトルート:エリザベス・コネル
テルラムント:レイフ・ロール
国王ハインリッヒ:ジークフリート・フォーゲル
軍令使:ベルント・ヴァイクル
合唱:バイロイト祝祭合唱団
合唱指揮:ノルベルト・バラチュ
管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:ウォルデマール・ネルソン
1982年、バイロイトでの録音。
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