モーツァルト「弦楽四重奏曲10番」 エデル四重奏団モーツアルトの弦楽四重奏10番(k.170)は、ハ長調による冒頭の、ヨロコビに満ちた豊満な響きが素晴らしい。いかにも古典派っぽい旋律そのものは典雅で愛らしいものの、突出した魅力があるわけではない。が、4つの弦楽器が織りなす空間が不思議に広い。幸福感に満ち満ちている。
カップリングされている15番は陰影の深い名曲だが、10番の魅力にも抗し難いものがある。エデル四重奏団が溌剌としていていい。
1992年11月、ブダペスト、ユニタリアン教会での録音。
長野から松本へ。
篠ノ井線の快速「みすず」。
松本城。松本駅から徒歩で15分ほど。
さほど高台にあるわけではない。
こうして公園から観るぶんには無料である。
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