メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ミルシテイン(Vn) アバド指揮ウイーン・フィル昨日に高校野球の予選を見るために、県立大宮球場に行った。
贔屓の地元高校を応戦していたが、8回コールド負けを喫する。昨年は決勝まで進んだチームだが、今年は残念ながらベスト16どまり。相手のピッチャーが良かった。
天然芝の球場は美しい。
対戦相手の応援がなかなか良かった。全国クラスのブラスバンド、そしてすばらしいチアガール。
彼女たちの踊りを、試合そっちのけで見ていた(←なにしに来たんだ、このオッサン)。
それにしても暑かった。1試合しかいなかったのに、顔と首と両腕が赤く焼けてしまってヒリヒリ痛い。
ミルシテインのメンデルスゾーン。
軽やかで、淡いロマンの匂いたつような名演奏。ミルシテインのヴァイオリンは繊細で美麗。
テンポは中くらいよりややたっぷり目で、メンデルスゾーンのほのかに陰のある響きを細やかに再現し尽くそうとしているよう。
甘くポルタメントをきかせているあたり、適度に時代を感じさせるところもいい。やや甘めのドイツの白ワインの口当たり。
アバドとウイーン・フィルの謙虚な伴奏が、うまい具合にヴァイオリンを引き立てている。
フランチェスカッティ盤と並んで、この名曲の双璧となる名演だと思う。
1972年9月、ウイーンでの録音
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