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ショルティ、シカゴ交響楽団、マーラー"6番"

2020.08.29 - マーラー

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ショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏で、マーラーの交響曲6番を再び聴きました(1970年3-4月、シカゴ、メディナ・テンプルでの録音)。

これは、ショルティがトンガっていた時代の、私見ではおそらく最後期のもの。シカゴ響の音楽監督に就任して以降、彼はだんだんと柔らかいスタイルへと変えていきます。
それでも、70年代から80年代において、だいたい同世代のカラヤンやジュリーニ、クーベリック、バーンスタインに比べたら鋭角的だったと言えましょう。でも、ショルティが50年代から60年代にかけて録音した、イスラエル・フィルとの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」やチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」、あるいはロンドン交響楽団とのバルトーク「管弦楽のための協奏曲」には、後年のシカゴ時代とは異なる、暴力的と言っていいような切っ先の鋭さを感じます。
それに比べたら、70年以降は比較的マイルドになったのではなかろうか。

話を戻すと、このマーラーは活発にして剛直だったショルティの資質が曇りなく顕在化した演奏のひとつだと思います。

一気にテンションがあがる、冒頭の弦の激しいアタック。皮が破れるのじゃないか、と思うほど徹底的に叩かれるティンパニ。弦が切れそうなハープ。容赦なく3回ぶちかまされるハンマー。

ビールが不味いわけがない。
ショルティ嫌いの方は眉をひそめていそうだけど(苦笑)。























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Comment

ショルティ - 老極の散策クラシック限定篇

この先ワーグナーは聴くことはないだろうという予想から指輪をディスクユニオンに流しショルティで所有するものは「後宮からの誘拐」のみとなっていたと思います。
マゼールも7,8割がた処分してしまいました。
かつて二十年前クラシックブロガーさん数人とやりとりしていましたがコアなショルティファンが何人もいた記憶があります。
特にマーラーの第9番を国内・輸入盤全種類蒐集している東電原発の仕事をされている方は特に無類のショルティファンでしたね。
わたしのまわりはカラヤン派以上にショルティファンだらけだったような
2020.08.30 Sun 14:21 URL [ Edit ]

こんにちは! - 管理人:芳野達司

この1年くらいでCDの断捨離を行っています。マゼールのCBS録音集やヤノフスキの指輪などは処分しましたが、ショルティはほぼ生き残っています。マゼールもデッカ集は残しました。逆に「後宮からの誘拐」は持っていません。
コアなショルティファンですか、それはうれしいです。私の周りにはアンチショルティが少なくないので(笑)。
カラヤンも好きですが、どちらか取るのならショルティですね。
2020.08.30 15:46
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