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ベルク 弦楽四重奏曲、抒情組曲 アルバン・ベルク四重奏団
松坂はまあまあだったけど、ヤンキースのなんともふがいない戦いを観てから、車で買い物へ。とても日当たりが良いので、サングラスをかけて近所のスーパーへ行った。
ビールに野菜ジュース、それに豚肉とロースハムとほうれん草と厚揚げを買って、いざ外へ出たらあたりは真っ暗で木は激しく揺れており、嵐かと思うや否や、大粒の雨がどっさりと。車でよかったと思いつつ帰途についていると、上のほうからバリバリという音が聞こえる。なに事かと思ったら、フロントガラスに空豆大の氷の粒がこびりついていた。まったく、なんちゅう天気。
ロストロポーヴィチの逝去を知ったのは、何人かの方のブログからだった。若い頃から第一線にいたから随分とキャリアが長かったと思う反面、もう80歳だったのかとも感じる。なんだかいつも若いという印象があった。音の押し出しがキツイ演奏をしていたので、さぞかし上半身を鍛えていたのだろう。
彼の残した演奏で好きな録音は、ジュリーニとのドヴォルザークのチェロ協奏曲。ああいうなめらかな音を、他の演奏からは聴いたことがない。
さて、先日にジンマンの「メタモルフォーゼン」をいたく気に入ってしまったので、同じ傾向(?)の音楽を聴こうと思って、ベルクの弦楽四重奏曲を取り出した。
この曲はベルクが25歳の1910年に作曲されている。年代的に多分にロマン派濃厚かと思えばそれほどでもなく、新ウイーン学派らしくじゅうぶんにトゲトゲしい。砂糖は少々といった感じ。
血気盛んだったからなのかは不明だが、全曲に渡っていきりたっている音楽で、聴き手にうたた寝の隙を与えてくれない。なんだか冷たいなあと思っていると、ふとカルピスの原液のようなメロディーが顔を出して和ませてくれる。こういう、瞬間的に沸騰するようなフットワークの良さがベルクの魅力だ。
アルバン・ベルク四重奏団の演奏は気合が入っており、特に右方向からギュルギュルと咆哮する低弦のパワーには、ちょっと圧倒される。
カプリングは「抒情組曲」。題名は甘ったるいが、音楽は激辛だ。Ipodに入れてあるので、ここ一ヶ月で20回以上は聴いているはずだが、こちらのほうは、まだ馴染めていない。PR
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