セル指揮 クリーヴランド管弦楽団今日は運転免許の更新のために近くの警察署へ。ここ5年は違反を起こしていなかったので、晴れて、というかなんというかゴールド免許になった。週末に買い物に行くときくらいしか乗らないから、優良もなにもないよな。
今回変わったことは、免許証に本籍地の表示がなくなったのと、種別が今までの「普通」という名称から「中型」になったこと。内容は従来と同じで重量が8トンまでの車両の運転が可能(ということは今日初めて知った…)らしい。
手続きは40分ほどで完了。昼にうどんを食ってから、電車に乗ってわりと大きな本屋に寄ってみたら、面白そうなシリーズが出ていた。ポプラ社の「百年文庫」。東西の作家による短編が3つ、1冊の中に収録されている。ひととおり背表紙を眺めていたら、ワーグナーの名前を見つけた。リヒャルトである。ワーグナーが小説を書いていたことは知らなかった。面白そうなので購入する。
このシリーズ、10月に50冊発売されていて、来年の同じころにあとの50冊が出る予定だそうで、楽しみである。
巨匠3人によるブラームス、LPでは聴いたことがあったけれどCDでは初めてである。だいぶ昔に聴いたとはいえ、おおまかな演奏の造作は覚えているもので、改めて聴いてみて大きな驚きはない。
全編を通して立派なこと、このうえない。ロストロの重心の低いチェロといい、オイストラフの大らかでよく鳴り渡るヴァイオリンといい、几帳面なセルといい、みんなが持ち味をじゅうぶんに発揮している。これだけのビッグネームが揃ったのだから過大な期待をせざるをえないところ、まったく裏切らない。お腹いっぱいである。
なかでも優れていると思うのは2楽章。巨匠によるソロに加えて、クリーヴランドの木管楽器が掛け合うところの神妙さ、そしてぴったり合ったピチカートの整然とした佇まいが素晴らしい。
フォルテッシモになるとひび割れる録音だけがいまひとつ。
1969年5月12-13日、クリーヴランド、セヴェランス・ホールでの録音。
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セルのオケをピタッと統率させる手腕、まったくスゴいものがあります。生演奏でも聴いてみたかったとつくづく思います。あと10年早く生まれていたらいけたかも…しれません。
それをいったらオイストラフもですが。