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オイストラフとロストロポーヴィチのブラームス「二重協奏曲」

2010.12.08 - ブラームス
   
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セル指揮 クリーヴランド管弦楽団


今日は運転免許の更新のために近くの警察署へ。ここ5年は違反を起こしていなかったので、晴れて、というかなんというかゴールド免許になった。週末に買い物に行くときくらいしか乗らないから、優良もなにもないよな。
今回変わったことは、免許証に本籍地の表示がなくなったのと、種別が今までの「普通」という名称から「中型」になったこと。内容は従来と同じで重量が8トンまでの車両の運転が可能(ということは今日初めて知った…)らしい。
手続きは40分ほどで完了。昼にうどんを食ってから、電車に乗ってわりと大きな本屋に寄ってみたら、面白そうなシリーズが出ていた。ポプラ社の「百年文庫」。東西の作家による短編が3つ、1冊の中に収録されている。ひととおり背表紙を眺めていたら、ワーグナーの名前を見つけた。リヒャルトである。ワーグナーが小説を書いていたことは知らなかった。面白そうなので購入する。
このシリーズ、10月に50冊発売されていて、来年の同じころにあとの50冊が出る予定だそうで、楽しみである。


巨匠3人によるブラームス、LPでは聴いたことがあったけれどCDでは初めてである。だいぶ昔に聴いたとはいえ、おおまかな演奏の造作は覚えているもので、改めて聴いてみて大きな驚きはない。
全編を通して立派なこと、このうえない。ロストロの重心の低いチェロといい、オイストラフの大らかでよく鳴り渡るヴァイオリンといい、几帳面なセルといい、みんなが持ち味をじゅうぶんに発揮している。これだけのビッグネームが揃ったのだから過大な期待をせざるをえないところ、まったく裏切らない。お腹いっぱいである。
なかでも優れていると思うのは2楽章。巨匠によるソロに加えて、クリーヴランドの木管楽器が掛け合うところの神妙さ、そしてぴったり合ったピチカートの整然とした佇まいが素晴らしい。
フォルテッシモになるとひび割れる録音だけがいまひとつ。


1969年5月12-13日、クリーヴランド、セヴェランス・ホールでの録音。
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Comment

無題 - neoros2019

LPでこれの発売当時、セルのオケをピタッと統率させる手腕に何度聴いても唸った覚えがあります
シェリング/シュタルケル/ハイティンク/コンセルトヘボウのフィリップス盤を
すぐ購入し比較して
やっぱりこの曲のスタンダードはセル盤かなと思ったものです
2010.12.13 Mon 17:55 [ Edit ]

Re:neoros2019さん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

セルのオケをピタッと統率させる手腕、まったくスゴいものがあります。生演奏でも聴いてみたかったとつくづく思います。あと10年早く生まれていたらいけたかも…しれません。
それをいったらオイストラフもですが。
2010.12.14 12:50
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