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コンドラシンのドヴォルザーク「交響曲第9番"新世界より"」

2007.06.24 - ドヴォルザーク

dovorak

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 コンドラシン指揮ウイーン・フィル



プロ野球交流戦は日本ハム・ファイターズの優勝。新庄や小笠原が抜けたのに強い。序盤はもたついたけど、交流戦になって安定した戦いをみせた。
でも、交流戦の優勝って、なんの意味があるのだろう。しかも3000万円という賞金つき。
交流戦もペナントの一貫だから、交流戦にだけ強くてもしかたがないはずだが、これに賞金がつくというのは、スポンサーがついているからだからだろうが、露骨に祝祭的な性質のものであることを提示している。オールスター戦であれば活躍した選手にご褒美をあげるのは自然だと思うが、チーム単位にあげるのはどうなのだろう。いささか腑に落ちない。賞金がなければやる気がでないというわけではあるまい。客には関係ないことであるし、スポンサーの経費は結局我々消費者が負担するのだから。


さて、「交響曲マンスリー」の9番目はドヴォルザーク。
クラシック音楽というものは歴史のフィルターを通して生き残ったものだという説の通り、なんど聴いても飽きにくいものであるし、演奏者によっても楽しめるという点で、一粒で二度どころか、何十回もおいしいものだ。だから未だにこれはもう飽きたという曲は少なくて、入門時期から聴いていた曲は、今でも大事に聴いている。
ただ、いくつか例外もあって、若い頃に聴きすぎて今は聴かなくなった曲もある。それが私にとって「新世界より」だ。
最初に買ったLPはカラヤン指揮ベルリン・フィルのEMI盤だったが、これはホントによく聴いた。さらに中学校の下校の音楽が第2楽章だったので、毎日聴いていたといっても過言ではないかも知れない。「家路」とはよく言ったもので、それが流れてくると家に帰りたくなったものだ。
パヴロフの犬状態。
家で聴いたらどうなんだと言われれば、気持ちよくなって寝てしまう。

この曲には星の数ほどの録音がある。いいと思える演奏にもことかかない。だから、コンドラシンの演奏にこだわることはないが、彼の最晩年の演奏ということで聴いてみた。
全体にスッキリとしたテンポ。1楽章を反復しているのに42分くらいだから速いほうだと思うが、タメがたっぷりあるのでセカセカした感じはしない。老いを感じない元気のいい演奏だ。
対抗盤は、ジュリーニ、クーベリック、ケルテス、カラヤン…などなど。
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