ジュリーニ指揮LAPO/シューマン「ライン」昨日は、車のエンジンがかからないというアクシデントがあり、今朝JAFに来てもらった。
バッテリーの電圧は正常だったが、機械自体が寿命だったとのこと。
近くに車屋で交換すれば割安だったが、せっかく来てもらったのでバッテリーごと交換することにした。バッテリーの寿命はだいたい3年らしいが、この車は買ってからまだ2年3ヶ月。
最近は週に1,2回しか乗っておらず、メーターも1万に少し届かない。車はもっと頻繁に乗ってやらないとなまってしまうのだ。わかっちゃいるけど、通勤に使っているわけではないので平日は乗らないなあ。6000円也。トホホ。
気を取り直して池袋へCDを買いに。盆とこの時期の都心部はすいていて気持ちがいい。普段の休日の半分くらいの人出である。
収穫は、アファナシェフのシューベルトのソナタと、メイエのクラリネット協奏曲集、そしてミュンシュのミヨーとプーランク。ミュンシュの1000円シリーズは魅力的な盤が目白押し。オリジナル仕様のジャケットがなかなかよく、みんな欲しくなった。
本日の目的のひとつはヴァレーズの曲集だったのだが、HMVの店頭には「ヴァレーズ」の棚はあるのだけれど、なんと1枚も置いていない。見出しだけが寂しく横たわっている。不思議な現象。では一体あの広いフロアを占めているのは何かというと、国内盤と輸入盤の新譜と、店が選んだバーゲン物が多いような気がするのだ。確かにあれらは最も衝動買いをしやすいコーナーであるが、前もって購入するCDを決めてあった場合は、探すのに実に苦労する。ターゲットが決まっているときはネットで、衝動買いは店頭で、という戦略なのかも知れない?
ジュリーニの「ライン」はLP時代からの愛聴盤。
マーラー版を使用しているとのことだが、具体的にどの部分なのかは今もってわからないが、この明快で整理された響きは、楽譜の改訂云々よりもジュリーニのドライヴの比重のほうが強いと思われる。
ロサンゼルス・フィルの硬質で明るい響きと、ジュリーニのゆったりとしたテンポとのバランスが心地よい。
第5楽章の冒頭のテヌートは、シカゴとの「ザ・グレイト」第1楽章第1主題以来の荒業で、始まったときに背筋に電気が走る。
オケにもう少し厚みがあればいいかなと思うが、それは贅沢だろう。昔にエアチェックしたベルリン・フィルとのライヴは、厚みは申し分ないものだったが、その代わりに明るさと軽やかさを失っていた。どちらもいい演奏、甲乙つけるのは好みの問題だろう。
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