エル=バシャのピアノリサイタルに足を運びました(2024年3月31日、ルーテル市ヶ谷にて)。
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
ショパン:ノクターン9番
ノクターン10番
ピアノソナタ3番
彼の名前は昔から知っていたし、ラフォルジュルネにもたびたび出演していたとのことだけど、実際に聴くのは初めて。
曲の幹を、太筆でもって豪快に描くようなピアノだと思いました。
ゴルトベルクは恰幅がよくて重量感があり、ノクターンは濃い夜空のような色合い。
なかでもソナタを気に入りました。1楽章はテンポの変化がずいぶん大きくて、これはやりすぎなのじゃないかと思ったけど、2楽章以降はこなれてきて、濃淡のメリハリがある立体的な音楽に仕上がったと感じました。
面白いピアニスト。
機会があれば、ベートーヴェンやブラームスを聴いてみたい。
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