フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービスのお招きで、試乗会に行ってきた。
フォルクスワーゲン・グループの車、及び他社の自動車を乗り比べられるという催しである。実際に公道を走る車と、公園内だけを走ることのできる車に分けられていて、そのどちらにも参加してみた。フォルクスワーゲン・グループは本体に加え、アウディ、ベントレー、バイクのドゥカティ、ランボルギーニを傘下に収めている。残念ながらランボルギーニは出展されていなかった。
アウディS3。ハンドルの安定感、アクセルの滑らかさが素晴らしい。軽く踏んだだけで、背中と背もたれがくっつくほどの加速感を味わえる。
アウディのコックピット。
ベントレー・ミュルザンヌ。これは運転させてもらえず、後部座席で乗り味を堪能した。リモコンを含めてボタンがいろいろあり、どこを押せば何がでるのかよくわからない。価格は3200万円とのこと、手が届かなさすぎて驚きもない。
ポルシェ911カレラ。ここからは公園内での試乗。ほぼ仰向けになるような運転席からしていかにもスポーツカーといった感じ。思い切りアクセルを吹かすと、今まで経験したことのない浮遊感がある。
アウディA3。アウディとしては小型の部類に入るが、加速力はスゴイ。ポルシェにひけをとらない。よくわからないが、こういう車がアウトバーンにふさわしいのだろう。
ゴルフ。昔、ポルシェ、アウディの直後に乗ったので、いかにも普通である。普通がいい。昔、ゴルフ2に乗っていたことがある。この車のよさは試乗会ではなく、生活に溶け込みやすいことろにある。
ガヴリリュクのピアノでリストの巡礼の年「イタリア」から「ダンテを読んで」を聴く。
この曲は、巡礼の年のなかで最も大きな曲であると思うが、ガヴリリュクはその威容を率直に引き出しており、聴き心地は重量級。技巧の確かさもさることながら、自然なアゴーギクのつけかたやピアノそのものの音色の美しさを滑らかに出しているところがいい。5:10あたりから静かになるところあたりの繊細なタッチも印象的だ。
録音は残響をやや多めにとっているので、細かいところが若干ボヤけた音になっているが、それが幻想的な味の強さにはなっている。
全体を通して、丁寧でかつ華麗な演奏。トルクに余裕のあるところは、あたかもアウディの乗り心地。
このピアニスト、注目したい。
2003年6月、横浜みなとみらいホールでの録音。
冷やし中華とツイッター始めました!帰宅の時間。
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