パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン ベートーヴェン「英雄」このコンビによる「英雄」を、先日の「芸術劇場」にて放送されたのをあとで知った。
もったいない。ああもったいない。
テレビ欄の記載がわかりにくいよ! 言い訳だが…。
英雄ときいて思い出すのは、ベートーヴェンとナポレオンと野茂である。
野茂は現在、肘の治療中であり、今期の復活が危ぶまれていあるが、ちかい将来に必ずマウンドに姿を見せてくれるだろう。
メジャーでノーヒット・ノーランを2度もやるなんて男がいますか!?
最近の若いヒトは、たぶん野茂のことなんか忘れてしまっていて、もっぱらイチローの打率や松井秀喜のリハビリ状況に関心があるのだろうが、私は他の多くのファンの方々と共に、今、懸命にリハビリをしている野茂を忘れない。
復帰したあかつきには、少なくともあと1、2回はノーヒット・ノーランを達成することでしょう。
ヤルヴィは初回から快調にすっ飛ばしてゆく。
古楽器奏法のイディオムを使った演奏。モダンと古楽との折衷的な響きがする。これが今のはやりなのかな。
技術もしっかりしているけれど、あんまり速いので、新幹線に乗って見る景色みたいだ。
この演奏の圧巻は、第1楽章のフィナーレのところ。
第一主題を2度、全奏でくりかえすくだりで、1度目はトランペットを用い、2回目はトランペットなしで、弦と木管のキザミで厳しくクレシェンドするのであるが、迫力満点!
思わず拳を握りしめてしまった。
第1楽章の反復を実施しているのに、全曲の演奏時間は45分なので、かなり速いテンポといえるだろう。
でも、近鉄時代の野茂よりは、少し遅いかな?
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