ブーレーズ指揮フランス国立管弦楽団・他の演奏で、ベリオのシンフォニアを聴きました(1984年4月、パリ、イルカムでの録音)。
レジ・パスキエ(ヴァイオリン)
ニュー・スウィングル・シンガーズ
ベリオのオーケストラ曲は好きで、この曲や『レンダリング』は実演でも触れています。
シンフォニアは1968年に作曲された、5部から成る管弦楽曲。それぞれ聴きごたえがあるけど、特に3部はマーラー『復活』のスケルツォを中心に、馴染みのあるメロディが聴こえてきて愉快。と言いつつ、ハッキリとわかったのは、ドビュッシー『海』、ラヴェル『ラ・ヴァルス』くらい。ライナー・ノートによると、他にバッハ、シェーンベルク、ブラームス、ベートーヴェンらの断片があらわれるとのことだけど、わからなかった。
1990年代にサントリー・ホールで、ブーレーズ指揮シカゴ交響楽団の演奏によるシンフォニアを聴く機会がありました。そのときに感じたのは、「シカゴのマーラーは、やはりいい」。
その程度の聴き手(笑)。
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