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ヘルシンキ・ストリングスのプッチーニ「菊」

2006.09.24 - プッチーニ
墓地


谷中へ墓参り。
せっかくの休日に家を出るのはおっくうなのだが、彼岸に墓参りに行かないとどうも気分が良くない。
なんでだろう。信心深いのか、臆病なのか、それとも、意外といい人間なのか。
ヒトの家の傾いた墓を見て、指差して話題にする奴のどこがいい奴だっ(とひとりつっこみ)。
人はいったい、いつまで墓参りにいくものなのだろうかナ。

くっきりと冴えた青空が気持ちよく、午後遅くに行ったせいか、例年よりも人出は少ないよう。
地元の人の犬の散歩を多くみかける。


日曜の夜というものは、なにか世界中の倦怠感が一気ににじみ出てくるような独特の雰囲気がある。
楽しかった休日の思い出と明日の苦さが入り混じったような空気を感じるのである。
それはサザエさんが始まる頃から、じわじわと迫りくる。
それは、私にとって、一昔前までは日曜洋画劇場の淀川さんの「サヨナラ」と、コール・ポーターの気だるい音楽で止めを刺していたものだ。今となっては懐かしい。

日曜夜の雰囲気のある曲といえば、プッチーニの「菊」。
これは「マノン・レスコー」の第3幕のメロディーから転用したものらしい。
しっとりとした、夜の帳をあますところなく醸し出している。
ヘルシンキ・ストリングスの演奏は、とても透明感に溢れた鮮烈なもの。



ヘルシンキ

ヘルシンキ・ストリングス/プッチーニ「菊」




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