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ショルティのバルトーク「管弦楽のための協奏曲」

2007.03.17 - バルトーク

solti

バルトーク「管弦楽のための協奏曲」 ゲオルク・ショルティ指揮 ロンドン交響楽団


最近読んだ本。

「採用の超プロが教える伸ばす社長つぶす社長」(安田佳生著:サンマーク文庫)。主に中小企業の経営者向けに書かれた本だが、経営者ではない自分が読んでも要点がわかりやすく、面白かった。優秀な人材を採っても明確なビジョンがないと逃げられちゃうよ、と。

「頭がいい人、悪い人の<言い訳>術」(樋口裕一著:PHP新書)。いかにも2匹目のドジョウを狙ったテーマとタイミングであり、読む進むごとにどんどん忘れてゆくたぐいの実用本。私にはしっくりこなかった。

「10時間で英語が聞ける」(尾崎哲夫著:PHP文庫)。10ページで撃沈。これは英語の基礎をすでに持っている人向けの本であり、私のようにロクにしゃべれない人間が読んではいけなかったようだ。

「死の棘」は相変わらず毎日寝床で読んでいる。やっと半分までたどり着いたかどうか。日常生活の些細な出来事を掘り起こしてやまない。



ここ1ヶ月くらいショルティに凝っている。何年かに一度むしょうにショルティの演奏を聴きたくなることがあって、それが最近きているようだ。今週の通勤音楽は、ベルリオーズのファウストの劫罰とマーラーの第6。毎日聴いても全然飽きない。両方ともシカゴ交響楽団の演奏で、とがった金管の咆哮と打楽器の炸裂がたまらない。
ショルティを聴くと元気が出るが、もしかしたら逆に、元気があるからショルティを好んで聴くのかもしれない。
今回聴いたのは、ロンドン交響楽団とのもの。
シカゴ饗の演奏と比べると、ふくよかで暖かい。これは、ロンドンのややくぐもったオケの音色と、適度にゆるいアンサンブルがそうさせているのだろう。録音(1963年)当時、ショルティは50歳を過ぎたばかりで、鋭角的攻撃的な芸風を全開にさせている。今はそれがとても心地よい。
オケもたいへんすばらしく、ロンドン交響楽団は60年代から70年代にかけてがひとつのピークだったのではないだろうか。
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