ストコフスキー指揮、彼の交響楽団の演奏で、チャイコフスキーの交響曲5番を聴きました(1953年春、マンハッタン、RCAスタジオでの録音)。
ストコフスキーはこの曲を得意にしていたようで、SP時代から何度か録音しています。比較的新しいニュー・フィルハーモニアとのものは世評が高いし、実際聴いてみてもそれを裏切らない聴きごたえがありました。
『彼』の交響楽団とのチャイコは、ときおりフレーズのデフォルメをみせるものの、流れは自然だし、腰が据わって堂々としている。そしてなによりも、夜の匂いみたいなものを感じられて、雰囲気がいい。カルピス・サワー(笑)が進みます。
ライナー・ノートは、懐かしの岡俊雄さん。
何人かのメンバーが記載されています。一部紹介すると、コンサート・マスターはルイス・ギャボウィッツ、ヴィオラはウィリアム・リンサー、ウォルター・トランプラー、チェロはレナード・ローズ、ファゴットはウィリアム・ポリシ、ティンパニはエレイン・ジョーンズ、という面々。
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