カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏で、チャイコフスキーの交響曲4番を聴きました(1953年7月の録音)。
テレワークのどんよりした気分を、チャイコが少しは吹き飛ばしてくれました。
演奏は一言でスマート。インテンポを基調とし、しなやかで洗練されていてスポーティ。ただ、あまりに引っかかりがないので、そつのなさを感じることも否めないかな。
4番に関して、後年にベルリン・フィルとやった一連の録音も見事だけど、フィルハーモニアの軽みも捨てがたい。とりわけ、木管楽器は聴きごたえじゅうぶん。
カラヤンがアメリカのオケを振った録音の存在を寡聞にして知りませんが、あれば垂涎でしょう。
なおこのレコード、擬似ステレオではないように感じました。
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