ミコラ・ジャジューラ指揮ウクライナ国立歌劇場管弦楽団・他の演奏で、ベートーヴェンの5番、9番の交響曲を聴きました(2023年12月30日、東京オペラシティ・タケミツメモリアルにて)。
両曲とも、一貫して音は短く刈り込まれ、早めのテンポが設定されていました。日本人のエキストラ含めて10型の編成であり、またティンパニは多くの場面で小さなバチで叩いていたところも軽快さに輪をかけていたと思います。
オーケストラの力量は在京オケと同じくらいだとみましたが、ファゴットやフルート、ピッコロの音色に朴訥さがあり、ローカルな味わいのようなものを感じられ、聴いていて愉快だった。
歌手はバスが堂々としており、声量もじゅうぶん。
合唱は精緻さよりも勢い重視といった感じ。
リリア・フレヴツォヴァ(ソプラノ)
イリーナ・ペトロヴァ(メゾ)
オレグ・ズラコマン(テノール)
セルゲイ・コヴニール(バス)
晋友会合唱団
清水敬一(合唱指揮)
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