バーンスタイン指揮イスラエル・フィル/マーラー「大地の歌」初めてオークションで購入したCD。
この盤は現在、単品では廃盤のようなので、嬉しい買い物だ。
初めてといえば、先週に買ったデジタルカメラもそうである。
デジカメというよりは、カメラそのものを買うことが初めてだった。
大映の「ガメラ」はよく観たものだが…。
外出のたびに、首から提げてシャッターチャンスを伺っている毎日である。
ただ、アクションカメラではないことは、声を大にして言っておかねばなるまい。
この盤は昔にFMで聴いたことがあるはずだが、内容はほとんど覚えていない。聴いてみると、予想通りに両歌手が際立っていい。
若々しく輝きのある声を、冒頭から惜しみなく放つコロ。
「とりあえずこのヒトがいりゃいいや」のルートヴィヒ。彼女は「大地の歌」をいったい何度録音しているのだろう?
クレンペラー、C・クライバー、カラヤン、本盤、バーンスタインとのLD…。
錚々たるメンバーから引っ張りだこである。
それにしてもルートヴィヒは、妙に庶民的な顔をしている。愛想のいい、そこらへんの下町のおばちゃんみたいな風貌である。
風貌と音楽とのギャップが大きい。いったん歌いだしたら、こんなに深い音楽を奏でるヒトは、他になかなかいない。
親しみやすい顔で油断させておいて、大やけどさせる女であるなぁ。
イスラエル・フィル。好きなオケなのだが、この演奏ではスタートダッシュがやや遅い。
バーンスタインのやり方も関わってくるのだろうが、第3楽章まではまったく垢抜けておらず、腕はイマイチだけど根性は人一倍あるドイツの田舎の貧乏オーケストラみたい(?)な弾きっぷりである。
冒頭のホルンの鳴りがあまりにも悪くてずっこけかけたが、その後はじょじょに持ち直し、終楽章では艶のある弦を聴かせてくれる。
しかし、この曲を聴くと飲みたくなる。
おーい、酒もってこい!
…。
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