フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル/ベートーヴェン第五最近、家の中を週末に掃除するのが習慣になってしまった。
ステレオの棚の上に十数年も積み上げられている箱の中に、とても懐かしいものがあった。
「ウルトラ怪獣全百科」(小学館)これを、実に久しぶりに読んでみた。
ここには、ウルトラの国の秘密が全て明らかにされている。
・『地形と気象』
「ウルトラの国には山も平地もある。しかし、海がないので、水泳の好きなセブンは、アニマル星やバッファロー星の海まで泳ぎに行く」
・『社会のしくみ』
「ウルトラの父を頂点に、社会のしくみがなりたっている。ウルトラの父は、大統領のような仕事をしている」
「警察はないというより、必要がないのである。40万年間、悪いことをした人は1人もいない」
・『ウルトラ族の遊び ウルトラ兄弟の趣味』
「ウルトラマン…読書」
「セブン…水泳」
「エース…詩をかくこと」
・『暮らしと生活』
「ウルトラ族は家やビルを、自分たちで作る。みんな、器用なのだ」
「ウルトラ族も恥ずかしがったりすることがある。うつむいたり、頭をかいたりする。我々と変わらないところもあるのだ」
というように、大変興味深い本である。
捨てなくて良かった。
さて、フルヴェンのベートーヴェン。
これは、1947年5月27日のライヴ録音である。
夏には最も不向きな音楽のひとつだろう。
冬に聴いても暑苦しさに変わりはない。
ただ、時折、むしょうに聴きたくなるのである。五月初旬にふと木更津に潮干狩りに行きたくなるとか、夜更けにボードレールの詩を読みたくなるとか、そういう類の、突拍子もなく湧いてくる事故、じゃなかった生理(?)現象である。
今日は好都合なことに雲行きも怪しいので、雨戸を締めきったまま、大音量で鳴らす。
曲が終楽章に至ると、右手が勝手に動き出す。終結部は激しくテンポが揺れ動くので、ずっこけながらも(何度も聴いているにも関わらず!)、なんとかついてゆき、聴き終わったあとは大きなエクスタシーを感じるのだ。
フルヴェン。
これは、ひとつのジャンルだ。
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仰るとおり、ラインスドルフとの第1です。ふたりの顔がどおんと写っているジャケットのLPです。ベルマンのブラームスはこれしか知らないのです。硬質な音でなかなか迫力がある演奏です。