忍者ブログ

石原妙子 ソプラノ・リサイタル

2016.08.09 - 演奏会
ma



二期会に所属する石原の、初リサイタルを聴く(2016年8月8日、ティアラこうとう、小ホールにて)。

ソプラノ:石原妙子
ピアノ:平塚洋子


彼女が最後のスピーチで語ったのは、この演目は自身の最も好きな楽曲だったということ。
前半はプッチーニのみ、後半はヴェルディのみという、ありそうで、実はあまり見かけないプログラミングだった。

だから、このふたりの作曲家の作風の違いを、如実に感じることができた。

プッチーニは、柔らかくて、曲線的。
花咲き乱れる恋の国を逍遥するような乙女。

ヴェルディは、硬質で、ストレート。
銀の床を持つ黄金の宮殿を警護している女帝のよう。

この印象は、もちろん、彼女の歌いぶりからの印象でもあると思う。

石原の声は、クリスタルで、とても綺麗、でもいざとなったら、思い切り豊満でグラマラス。
140席のホールでは、持て余すほどの声量。新国立劇場くらいが、ちょうどいいのじゃないかというくらい。フォルテッシモでは、ホールが揺れた。
でも、どんな大きな声でも、音程はバッチリ安定しており、それに加えてたっぷりとした情感もあった。

彼女は、大きな印象を残さずにいられない歌手。
また、聴きたい。



ma







ma
 
図書館。








PR
   Comment(0)    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
11 12 13 14 15 16
18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新TB
カテゴリー