コンサートに行った後に、外食するのはいいものだけど、今夜はカミサンが別件のコンサート(韓流!)で不在なので、息子とふたりしてしみじみ自宅で夕飯なのだった。
ポークソテー。
1.油をひいてニンニクを投入したフライパンに、おもむろに豚ロースを投入。
2.両面よく焼けたら取り出す。肉汁の残ったフライパンにウスターソースとケチャップを入れてソースを作り、まわしかける。
ペペロンチーノ。
1.スパゲティを固めに湯掻く。
2.オリーブオイルにニンニクを投入したフライパンに、茹で上げたスパゲティを投入。輪切りの唐辛子と青菜をいれて、適当に炒める。
昼のコンサートの余韻を味わいつつ、ビール。
ペペロンチーノは、スパゲティの麺そのものを味わうには、一番の調理法なのである。
ル スコアール管弦楽団 第25回演奏会
アーノルド:「ピータールー」序曲
ブリテン:「4つの海の間奏曲」
ウォルトン:交響曲第1番
最近のアマオケは、凝ったプログラムをこなす。
話に聞くと、なかにはショスタコーヴィチだけをやる楽団もあるのだという。
なんだかスゴイ。プロでさえあいまいな、棲み分けがきっちりとされているみたいだ。
今日聴いたル スコアール管弦楽団は、いままでフランス物を中心にやってきたオケらしいのだけど、今日聴いたのはご覧の通りオール・イギリスである。こういったプログラムを、あえて年末にもってくるところが勇ましい。
みんなの馴染みがないから、ちょっとコケてもわかんないでしょ、というような志の低いものではもちろんない。
ことに、ウォルトンはかなり充実したできばえであった。
ソロの技量もなかなかのもの。
クラリネット、オーボエ、フルート、トランペットなどは、もうプロ級といっていいくらい。堂々と吹いていて、危なげがない。安心して聴いていられるのだ。
弦楽器はちょっと弱いような感じが最初はしたけれど、時々キラッと輝く艶をみせていて、なんのなんの、こちらも聴かせてくれる。
田部井の指揮ぶりは、あんまり細かいところを指示しないスタイルだけど、アンサンブルはがっちり整っていた。特に終楽章の、ラストにかけての臨場感は、なかなか味わうことのできないくらいのものだったと思う。
ウォルトンの交響曲は、もともと華やかな曲だけれども、最後は大きく盛り上がって興奮させられた。
2008年12月21日、すみだトリフォニーホールにて。
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