日曜日はふたつのイベントに参加しました。
昼は自身のリコーダーの発表会。近江楽堂で小品を4曲吹きました。練習時はミスなく吹けるのに、本番は違いました。緊張によるものでしょう。よって、何をもって練習のゴールとしたらいいのかわからなくなりましたが、みなさんの暖かい拍手など達成感が気持ちいいので、これからも続けます。
夕方はムジカ・チェレステのコンサート。紀尾井フォーラムは多目的ホールらしく、響きはデッドでしたが視界は良好、椅子が大きくて心地が良かった。
歌手はソプラノとバリトンが光りました。
薮田さんがとくに素晴らしかったのは、得意としている「そはかの人か~花から花へ」(トラヴィアータ)、そして「再び目にすることになる、香り高い森を」(アイーダ)。すべての音域において、じつに丁寧に音程がコントロールされています。とりわけ、高音の伸びは見事。ツヤツヤの声を堪能しました。「花から花へ」のラストは楽譜通りにやられたようです。
李さんは「お前こそ心を汚すもの」(仮面舞踏会)、そしてやはり「アイーダ」がよかった。たっぷりとしたトルクでもって、余裕のある歌声を聴かせてくれました。声がまっすぐで若々しく、気持ちがいいものでした。
後半は、みんなの歌によるオペレッタ集。楽しかったな。
河野さんのピアノはいつも安心して聴くことができます。歌手にいつもぴったりと寄り添い、時には春の嵐のように激しく、ときには若草のように清楚な情感を湛えていました。どれもよかったですが、「ノルマ」における、いのちの弾みを圧縮したような細やかな音色は、胸に沁み入りました。
ピアノはべヒシュタインのアップライト。調律がいまひとつだったような気がしましたが、いくぶんメタリックな音色はどこか懐かしさを感じました。
パースのビッグムーン。
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久しぶりに舞台に立ちました。といっても、5分くらいのことですけど。緊張はしましたが、昨年みたいに手の震えはありませんでした。場馴れなのかどうかは定かではないのですが。
そうですね、プロとはいえ、ライヴ盤でミスが少ないってすごいことですね。楽器をやるようになってしみじみ感じます。