コンサート「Cantabile×3」に行く(2017年1月29日、代々木、アトリエムジカにて)。
遠藤紗千(ソプラノ)
栗田真帆(メゾソプラノ)
河野真有美(ピアノ)
前半はモーツァルト、ヴェルディなどのアリア、後半はリート中心の構成。ピアノのソロも2曲披露してくれた。
歌手のふたりはかなりの力量の持ち主、艶やかな声の質といい、彫りの深さといい、色どりの多彩なことといい、言うことなし。
とくに心に残ったのは、「アイーダ」のアリア「お前の国の軍隊の運命は」、バッハの「ロ短調ミサ」からアリア「キリストよ、憐れみたまえ」、そしてメンデルスゾーンの「無言歌集」から「デュエット」。
「アイーダ」のダイナミズムの奔流の迫力、「ロ短調」の、まるで冬の朝のような清冽さといったら。
そして「デュエット」は、うららかな空気を乾いた芳香で満たしつつ、姿をあらわした。
楽しいコンサートだった。機会があれば、また行きたい。
パースのビッグムーン。
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