・東京二期会、黛敏郎「金閣寺」
音楽の予習なしで臨んだけど面白かった。なかでも、宮本益光さんと嘉目真木子さんは光っていたように思います。
・ムーティ指揮シカゴ交響楽団
何はともあれ、チャイコフスキーの5番が素晴らしかった。欲を言えばホルンはもう少し出張ってもよかったかな。
・新国立劇場、マスネ「ウェルテル」
藤村美穂子さんの独壇場。その一言。
・柴田真郁指揮日本フィル
宮田大さんが弾くエルガーのコンチェルトは名演。今後、彼から目を離せない。
・ツィメルマンのリサイタル
演目は好みでなかったけれど、深くてしなやかなフレージングに酔いました。
・ポンス指揮NHK交響楽団
薮田翔一さんの「祈りの歌」世界初演。淡い水彩画の瑞々しさを湛えており、心に染み入りました。
・ディーヴァ・オペラ、モーツァルト「後宮からの誘拐」
LFJ公演。シンプルな舞台とピアノ伴奏、そして生気のある歌手たち。時を忘れて浸りました。
・ボローニャ歌劇場、ヴェルディ「リゴレット」
歌手、オケ、演出それぞれ文句のつけようがない。楽しいひとときを過ごしました。
・プレトニョフのリサイタル
最後のリストが凄すぎた。震えました。
・ザンデルリンク指揮ドレスデン・フィル
ユリア・フィッシャーさんによるブラームスは、気品と雄渾さを兼ねそなえた一級品。
・藤原歌劇団、ロッシーニ「ランスへの旅」
荒唐無稽な話だから、一層ロッシーニの音楽が映えるように感じます。砂川涼子さんのオーラを堪能。
・大野和士指揮東京都交響楽団、ベルリオーズ「ロメオとジュリエット」
ベルリオーズはやはり歌モノが優れていると実感。
・英国ロイヤル・オペラ、ヴェルディ「オテロ」
クンデさんを始めとする主役級3人が堅調、パッパーノさんの指揮もパワフルで、大変聴きごたえがありました。
・ビシュコフ指揮チェコ・フィル
「新世界交響曲」を楽しく聴くことができたのは40年振り。
・ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団
シルキーな弦楽器の音色がなんともチャーミング。
・ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場、モーツァルト「フィガロの結婚」
フィガロはやはりいいと、しみじみ思う。
・東京バレエ団、チャイコフスキー「くるみ割り人形」
チャイコフスキーのバレエを観ることは、この世でもっとも至福なひととき。
【番外編】
以下は友人が出演したコンサート。贔屓の引き倒しになるので、敢えて番外としました。
・本村先生プロデュース『東京リコーダー音楽祭』
・河野真有美さんピアノ、プッチーニ「トスカ」ハイライト
・藤岳さんと野間裕美子さんのデュオ・コンサート
・山田健さん、野澤桂子さんのデュオ・コンサート
・村上公太さん(上記ロメジュリも歌っています)がドン・ホセのビゼー「カルメン」ハイライト
・廣瀬康文さんが合唱で参加のMAXフィル「第九」
では、よいお年を!
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