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デ・ランシー、モーツァルト"オーボエ協奏曲"

2018.11.10 - モーツァルト

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「フィラデルフィア管弦楽団の首席奏者たち」から、ジョン・デ・ランシーのオーボエ、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏で、モーツァルトのオーボエ協奏曲を聴きました(1961年12月、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテルでの録音)。

ランシーの存在は十年ほど前に、ブログ仲間から教わりました。彼は音楽のことのみならず博学の士。なかでも管楽器のことに関しての造詣は深く、いつも目から鱗なのです。吉田秀和の影響から、食わず嫌いだったフィラデルフィア管弦楽団の魅力を教えてくれもした。ありがたいことです。

さて、ランシーのオーボエはなんとも清冽。金細工のようにほっそりとしていて、このうえなく繊細な音色。フレーズによって、音の太さが微妙に変化するところなど実に面白い。また、3楽章における装飾音の鳴らし方は羽毛のように軽やか、まことに楽しい。
オーマンディのオーケストラは、気前よく大ぶり。たっぷりとした厚みがありながら響きが明るいので、重すぎず適度な重量感を保っていて聴きやすい。

とてもいい演奏だと思います。
















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Comment

こんにちは - rudolf2006

芳野さま こんにちは
お久しぶりです

色々とオペラの公演に行かれていますね
こちらは 公演が減ってしまって…;;

ご紹介 ありがとうございます
アメリカの木管の名手たち どうしてもフランス系の奏者ほど有名ではありません、評論家先生の影響があるかもしれませんね
アメリカは元々はフランスの管楽器の影響が強かったところで、デ・ランシーの師匠はタビュトゥというフランス人がフィラデルフィアに来て その方に教わったようです。
アメリカはチューニングがきびしく A=440で統一されていたので それに合わせて、しかもピアニッシモで演奏するために 色々と苦労されたようですね 

この時代の名手が退団してからは アメリカの木管もだんだん インターナショナルになってきているようですね

ですから、この時代の名手の録音が残っていることは うれしいことですね
そして 芳野さんのように 紹介していただけると 聴いてみようと思う方も出てくると うれしいですね、 廉価盤も出ていますので… 

ミ(`w´彡)
2018.11.12 Mon 11:10 URL [ Edit ]

こんにちは - rudolf2006

芳野さま こんにちは
お久しぶりです

ご紹介 感謝です
フィラデルフィアの木管はフランス系の影響を強く受けているようです、デ・ランシーさんの師匠はフランスから来られた方だと聴いています

評論家先生の影響もあって アメリカのオケは一段下に見られているかもしれません
ですが、この時代、木管も金管も名手揃い出会ったと思います。アメリカの音程A=440に合わせつつ ピアニッシモで演奏するために 色々な工夫をされたようですね
この時代以降は フィラデルフィアでも インターナショナルの波にのまれているようです

ですから、この録音は貴重です
紹介していだけると 聴いてみようかと思う方も出てくるかもしれません そうなると ありがたいですね 

ミ(`w´彡)
2018.11.12 Mon 11:16 URL [ Edit ]

いつもありがとうございます。 - 管理人:芳野達司

rudolf2006さん、こんにちは。

フィラデルフィア管弦楽団の音源を聴くとき、たいていrudolf2006さんのことを思い出します。ムーティやサヴァリッシュ、最近ではセガンという若い指揮者がいますが、やはりこのオケを聴くならオーマンディでしょうか。

オーボエはフランス系なのですね、キリッと締まった音が素敵だと思います。
アメリカのオーケストラが好みです。
このCDはあとファゴットとホルンのソロも収録されているので、引き続き聴いてみますね!
2018.11.12 20:45
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