ベートーヴェン以前の音楽家たちは、貴族のパトロンとして
生計をたてていました。
今で言う、料理人とか庭師みたいなものでしょうか。
彼も勿論、貴族や金持ちとのつきあいはありましたが、
気に食わない相手に対しては、露骨に反抗したようです。
文豪といわれるゲーテは当時の文部大臣でしたが、
たまたま道で出会ったとき、ゲーテは挨拶したのですが、
ベートーヴェンは完全にシカトしたそうです。
なにが気に食わなかったのか…。
ともかく、ベートーヴェンはお抱えの音楽家としてではなく、
出版社に楽譜を売ったり、演奏会の報酬のみで生計を立てた
第1号のヒトといわれています。
大仰で超攻撃的な交響曲を聴けば、その人となりがわかる
気もしますが、反面、優しくて癒される音楽も大量に
残してくれました。
そのひとつ、ピアノソナタ第30番ときたら…。
特に冒頭は、桜の花びらがはらはらと散る様にせつなく、
悲しげな音楽です。
これがあればつまみなしで焼酎を浴びるほど飲めます!
★ベートーヴェン ピアノソナタ第30番
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