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イストミン、オーマンディ、"皇帝"

2016.02.20 - ベートーヴェン

ma



イストミンのピアノ、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲5番「皇帝」を聴く。
「ユージン」コンビによるもの。

冒頭のカデンツァは自然なルバートをきかせていて、推進力たっぷり。その後はやや速めのテンポでもって、一気呵成に聴かせられる。

ピアノの音色は硬めでスッキリ。とてもよく粒だっており、あたかも採れたての真珠のよう。特に高い音が綺麗。クリアで伸びがいい。
1楽章の再現部以降は、左右の手がまるで別の生き物であるかのように、はっきりと分離していて、とても生き生きとしている。

オーマンディのオーケストラは万全。木管楽器の主張が大きくものをいっており、立体感をだしている。なかでもファゴット、オーボエ、フルートはとても明快な音を鳴らしている。これは名人の技。

全体を通して明るい色調のベートーヴェン。気に入った。

録音はモノラルだが、聴きやすい。


1958年1月、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテルでの録音。





ma
 
花。









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