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マゼール、ブラームス"2番"

2015.04.12 - ブラームス

ma

 

マゼール指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏で、ブラームスの交響曲2番を聴く。

これは折り目正しく端正なブラームス。それでいて、パンチが効いている。マゼールのクリーヴランド時代のスタイルが、曲にマッチした。

1楽章の冒頭からカラッとしている。チェロとコントラバスを強調すると全体のトーンが暗くなりがちだが、ぐっと抑えているので色彩は明るめ。その後は、要所で低弦をクッキリと鳴らせ、立体感を作り上げている。チェロの第2主題に乗って、フルートとオーボエが溶け合うところは実に美しい。

2楽章も佇まいが端正。筋肉質なチェロの合奏、憂愁を帯びたホルンとのコントラストがいい。ヴァイオリンがふっとみせるポルタメントは味わい深い。

3楽章は快活。オーボエもフルートもホルンも美しい。ホルンは、マイロン・ブルームだろうか。スプーンひと匙の哀しみが注がれている。速いところは、弦がサクサク。

4楽章は勢いがいい。ところどころに炸裂するティンパニの楔が全体を締めている。ラストではトロンボーンとチューバがここぞとばかりに咆哮、粘りに粘ってフィナーレを飾る。

これは、ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル、C・クライバー/ウイーン・フィル、オーマンディ/フィラデルフィア管と並んで好きな演奏だ。


1976年10月、クリーヴランド、メイソニック・オーディトリアムでの録音。




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ヨットから2。









「ぶらあぼ」4月号に掲載されました!









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Comment

やっと - neoros2019

HMVに発注しました
諸般の事情で遅れまくっていましたが
3月中に届きそうです
マゼール、クリーブランド、76年度収録
ブラームス
今から楽しみです
2016.03.27 Sun 17:20 [ Edit ]

来ましたか! - 管理人:芳野達司

マゼール、クリーブランドのブラームスというと、デッカ盤ですね。
あのボックスは聴きどころ満載ですよ~
2016.03.27 18:09
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