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アルゲリッチのバッハ「イギリス組曲第2番」

2007.05.19 - バッハ


bach

バッハ 器楽曲集 アルゲリッチ、フルニエ、ミルスタイン、ガブリーロフ他


転職をして1週間。今月いっぱいは研修中のため、まだ実務にはついていない。覚えることが盛りだくさんであり、そういう経験は新卒で入社したとき以来かも知れない。
もともと高性能とは言い難く、それに加えて硬くなり始めたオツムにムチを打って、フル回転させていかなければついていけないだろう。
そして、徐々に自分というカラーを職場に溶け込ませていくことも大事だ。
課題が盛りだくさんでウカウカしていられない状況だけど、同じグループの人たちはいい人達のようで一安心。あとは、前の職場のように何人も人が倒れるような過度なストレスと残業がないことを、仏壇の前で祈るばかりだ。



バッハの「イギリス組曲」作品は、ケーテン時代の作とされているが、この名称はバッハ自身がつけたものではない。様式が当時のイギリスの組曲の様式に従って前奏曲がおかれていることなどから、18世紀後半からこの名称で呼ばれるようになったらしい。
この2番はイ短調。バッハの短調は荘厳だ。暗さよりも厳かさを感じるところはこの曲もそう。

Ⅰ プレリュード
Ⅱ アルマンド
Ⅲ クーラント
Ⅳ サラバンド
Ⅴ ブーレー
Ⅵ ジーグ

アルゲリッチのピアノは1980年の録音。勢いのあるピアノで、前へ前へと進んでゆく推進力を強烈に感じる。特に最終曲のジーグでは、目の回るような速度で一気呵成に料理をしているような弾きぶりで、聴いていて血が騒ぐような見事なピアノを聴かせてくれる。

彼女がソロで弾かなくなってもう何年もたつ。生きていて伝説となるあたりは、芸風は違うけれどもグールドを思い起こさせる。
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Comment

無題 - しじみ

アルゲリッチのソロ・バッハ!うわぁ、これはぜひ聴いてみたいですねー。ソロのアルゲリッチは、私、コンサートでもCDでも聴いたことありません。
>勢いのあるピアノで、前へ前へと進んでゆく推進力を強烈に感じる。
よく分かります。一人では演奏してくれないですが、今でもコンチェルトを聴くと強烈なエネルギーを感じます。今年は来日公演ががなくなってしまい本当に残念です・・・。
2007.05.19 Sat 20:48 URL [ Edit ]

Re:しじみさん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。
アルゲリッチのバッハは、多分通常の演奏とは違う色合いのものなのでしょうが、とてもいい演奏です。もっとも、チェンバロで演奏されるこの曲を聴いたことがないのでなんとも言えませんが。
アルゲリッチがソロを弾かなくなってから、だいぶ経ちますね。私も彼女の生演奏を聴いたことがなく、とても興味がありますが、できればソロを聴いてみたかったです。
2007.05.19 22:01

無題 - Niklaus Vogel

吉田さん、こんばんは! 以前の職場は大変だったのですね… まったく実生活とブログの世界は異なりますね…。
アルゲリッチはかつて3回実演のチケットを確保しながら全てキャンセル…それ以来あまり録音も聞かなくなってしまいました(爆)。
DGのパノラマシリーズは名曲・名盤が揃っていて便利ですね。私も明日このシリーズから一曲選んでいます。(バッハではありませんが…。)そして、来月の第1番もたぶん…(笑)。
2007.05.19 Sat 22:30 URL [ Edit ]

Re:Niklaus Vogelさん、こんばんは。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。
前の職場は、時期によってはかなりタフなところでした。連日徹夜の局面も少なくなかったです。業種や企業によって文化というのは違うのでしょうけれども。

アルゲリッチもキャンセル魔ですね。突出した芸術家に許される特権ですね。アルゲリッチのソロを聴きたかったです。もう適わないことになりそうですが。
DGのパノラマシリーズは節操がない反面、いい演奏が盛りだくさんで楽しいですね。
2007.05.19 22:47

無題 - mozart1889

アルゲリッチのバッハ・アルバム。これは名盤ですね。発売当時、アルゲリッチが笑っているジャケットが珍しく、思わず買ってしまったLPでした。トッカータ・ハ短調BWV911とパルティータ第2番、イギリス組曲第2番の組み合わせでした。何度聴いても飽きない、素晴らしい演奏だったと思います。つい、懐かしさのあまり、TBさせていただきました。
2007.05.20 Sun 06:52 URL [ Edit ]

Re:mozart1889さん、おはようございます。 - 管理人:芳野達司

コメントとTBをありがとうございます。
発売当時のジャケットはアルゲリッチの笑顔がステキでした。バッハは意外ですたが、彼女らしさがよく出ているようないい演奏です。スピード感があって引き込まれます。
とはいえ、そのLP(CD)は持っておらず、DGのパノラマ・シリーズで甘んじております。この2枚組にはアルゲリッチは「イギリス組曲」しか収録されていないのが残念です。
2007.05.20 09:39

無題 - 木曽のあばら屋

こんにちは。
名盤ですよね。
初めて聴いたとき、トッカータBWV911のフーガの開始で
電流が走ったようにビビビと来ました。
なんつう派手で華麗で奔放な演奏でしょう。
何年かたってグールドで聴いたとき、
「意外に地味な演奏だな」
と思ってしまったくらいです。
これだから女は怖い(←違うって)。
2007.05.20 Sun 07:14 URL [ Edit ]

Re:木曽さん、おはようございます。 - 管理人:芳野達司

ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
私が持っているのはパノラマ・シリーズなので、トッカータは収録されていないのですが、グールド盤は持っていましてたまに取り出して聴いています。なのでアルゲリッチときき比べてみたいものです。グールドが地味に聴こえるというのはなかなかないですね。
やはりこの盤は買いですかねえ。

>これだから女は怖い(←違うって)。
ちょっと同感です(笑)。
2007.05.20 10:03

無題 - rudolf2006

吉田さま お早うございます。
新しい職場、環境は良さそうで良かったですね
私などは、何年も同じ職をしていますが、いまだに馴染めません、爆~。
それでも良いかなって思ったりもしていますが。

この演奏は、私は聴いたことがありません。
アルヘリッチは、昔から、テレビなどでは良く聴いている方ですが。霧島音楽祭でしたか、チャイコのコンチェルトをやったことがありましたよね。学生オケストラとの競演であったと思いましたが、凄い演奏だったのを思い出します。
ソロ活動は今はあまりやっていないのでしょうか?少し残念ですね
ミ(`w´彡)
2007.05.20 Sun 08:18 URL [ Edit ]

Re:rudolf2006さん、おはようございます。 - 管理人:芳野達司

コメントありがとうございます。
前の職場も合わせるとずいぶん長いこと会社勤めをしていますが、職場の環境って大事ですよね。会社の文化によて違いますし、周囲の人々によっても異なります。雰囲気が良さそうでも、ずうっといれば変わってきますし、難しいです。
チャイコのコンチェルト、聴きました。テレビでやっていましたね。余裕綽綽でピアノを弾いていました。あらためて凄いピアニストだと思ったものです。
2007.05.20 10:00

無題 - garjyu

こんにちは。
これは、凄い演奏ですよね。愛聴盤です。TBさせていただけますれば。
2007.05.20 Sun 17:36 URL [ Edit ]

Re:garjyuさん、こんにちは。 - 管理人:芳野達司

コメントとTBをありがとうございます。
凄い演奏ですね。バッハの演奏は奥が深いとあらためて実感しました。アルゲリッチがバッハをやるということ、それがたまたまこういう選曲だったことにも興味がわきます。
2007.05.20 21:19
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