忍者ブログ

チャイコフスキー 交響曲第5番 セル/CO

2006.05.09 - チャイコフスキー
ジョージ・セルの音楽のすがすがしさが気に入っています。
モーツァルトやベートーヴェンを愛聴してきましたが、
許光俊氏が著書でチャイコフスキーの交響曲第5番を
絶賛していたので、聴いてみました。

切れがあり、それでいてほのかにコクのある弦楽。
ホルンのまろやかな響き。
軽やかに歌うオーボエとクラリネット。
録音もドライすぎず柔らかすぎず、ほど良いお味。

合奏はいつも通りピッタシ揃っており、チャイコフスキーの
憂愁が淡く感じられる名演。

ところが。

聴こえてしまいました。
終楽章の最後のファンファーレで。
金管と木管と弦が重なり合って、とうとう頂点に達したときに
バシッと鳴らされるシンバルを!

この時代の指揮者は、時折こうした改訂をするヒトがいますが、
セルもやっていたかー。
チャイ5については10種を超える演奏を聴いてきましたが、
ここでシンバルの1発を叩き込んでいるのは初めて聴きました。
メンゲルベルクとかはやっているのかな?

こうした事件(?)をあまり評論家諸氏は書かないことが
多いような気がします。まあ、この1発で演奏の価値が下がる
わけではありませんけれども。

でもちょっぴり、トンデモのような…?。


セル
セル/クリーヴランド管弦楽団

許光俊 「世界最高のクラシック」



★人気音楽blogランキング!

★クラシック音楽ブログ集

PR
   Comment(0)   TrackBack()    ▲ENTRY-TOP

Comment

コメントタイトル:
投稿者名:
Mail:
URL:
投稿内容:
Password: ※1
Secret: 管理者にだけ表示を許可する※2
※1 パスワードを設定するとご自分が投稿した記事を編集することができます。
※2 チェックを入れると管理者のみが見ることのできるメッセージが送れます。

TrackBack

この記事へのトラックバック
TrackBackURL
  →
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
4 5 6 7 8 9
11 12 13 14 15 16
18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ポチっとお願いします(´_`\)  ↓ ↓ ↓
最新TB
カテゴリー