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レーゼル、シューマン"ピアノ四重奏曲"

2016.02.27 - シューマン

ma
 


レーゼルのピアノ、ゲヴァントハウス四重奏団の演奏で、シューマンのピアノ四重奏曲を聴く。

カール・ズスケ(第1ヴァイオリン)
ギョルギョ・クレーナー(第2ヴァイオリン)
ディートマル・ハルマン(ヴィオラ)
ユルンヤーコブ・ティム(チェロ)

この曲は先日、rudlf2006さんがブログで取り上げられていて、この曲の面白さを発見したというようなことを書かれていた。ばんやりCD棚を見ていたらウチにもあることがわかり、早速聴いてみた次第。

確かに、面白い。ピアノ五重奏曲に優るとも劣らない。五重奏のほうが知名度が高いのは、冒頭のメロディーがキャッチーだからかもしれない。

1楽章は悠々と始まる。ソステヌートからアレグロ。全体を通じていささか憂鬱なけだるさがある。
2楽章はスケルツォ。モーツァルトではないが、悲しみが疾走するかのよう。
3楽章は、アンダンテ・カンタービレ。なんといってもチェロのソロが素晴らしい。甘い甘いメロディーで、通俗名曲(という一段格上の音楽)といってもいいくらい。
4楽章はヴィヴァーチェ。出だしはちょっとしたフーガになっている。躁状態のシューマンであり、表情は明るい。

レーゼルとゲヴァントハウスのアンサンブルは鉄板。響きにはコクがあり、文句のつけようがない。


1983-84年、ドレスデン、ルカ教会での録音。





ma
 
本屋さん。









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Comment

名曲ですね - yoshimi

こんにちは。
私もレーゼルのボックスセットでCD持ってます。
たしかに五重奏曲が有名すぎるせいか、四重奏曲はあまり知られていませんね。
レーゼル&ゲヴァントハウスSQは、明るく爽やか、正統派のシューマンという感じがします。

最近聴いたグールド&ジュリアードSQの録音は、グールドのノンレガートで硬い音色のピアノと、弦楽との掛け合いが、響きがアンバランスというか何と言うか...、とにかく面白かったです。
特にグールドのピアノはコツコツと打鍵するのですが、それがとても愛らしい感じのタッチと響きで素敵です。珍しくも、すぐにCD買ってしまいました。
参考までに、Youtubeに音源があります。
https://www.youtube.com/watch?v=iSiwMR3dBUY
2016.02.27 Sat 14:36 URL [ Edit ]

しらないことがまだまだたくさんあります。 - 管理人:芳野達司

yoshimiさん、こんにちは。
そうですね。レーゼルのピアノ、そしてズスケを始めとするゲヴァントハウスのアンサンブルはほぼ完璧、文句のいいようのない出来です。レーゼルは完全に弦楽に溶け込んでいますし、ズスケのいつものきめ細やかなヴァイオリンは美音ですねえ。3楽章のチェロもとてもいい。
グールド、ありますか。
それはそそられます。しかもジュリアード!
ご紹介、ありがとうございます。聴いてみます。
2016.02.27 23:32

こんにちは… - rudolf2006

芳野さま こんにちは…
ご無沙汰しております

ブログで名前を挙げていただき 感謝です
挙げられている演奏は未聴です
グールド盤、ヌボー盤しか聴いていないように思います
ふとしたきっかけで、その良さに気付くことがありますね
今朝は弦楽四重奏曲を聴いて これは良いと思いかけています

気づきというか出会いは気紛れな感じがしますね…
ミ(`w´彡)
2016.02.28 Sun 16:44 URL [ Edit ]

まだ寒いですね~ - 管理人:芳野達司

rudolf2006さん、こんにちは!

この四重奏曲、聴いたことはあるものの、ぼんやりしていて気にしていませんでした。改めて聴いて面白さがわかりました。グールド盤は気になりますね。
rudolf2006さんがオススメのディスクにはハズレがありません、いろいろお教えいただき感謝です。
弦楽四重奏も良さそうですね~。聴いてみます!
2016.02.28 17:54
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