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ルドルフ・ゼルキン、シューベルト"20番"

2019.09.14 - シューベルト

ma

 

ルドルフ・ゼルキンのピアノで、シューベルトのピアノ・ソナタ20番を再び聴きました(1966年2月、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオでの録音)。

とても滑舌のいいピアノ。そして音色は、水晶の輝きを想起させます。
1楽章は極めて快活。アルペジオは歯切れがよく、寝惚けた頭が生き返るみたい。
2楽章は清澄な佇まい。ゼルキンはシューベルトの深淵の世界に深く斬り込み、その暗部を白日の下にさらけ出しているかのようです。前に、前に。
3,4楽章は、明るいトーンが曲にすんなり馴染んでいて、健康的。シューベルトが晩年にこんな音楽を作ったのかと思うと、泣けます。

このディスク、先週から毎晩聴いていますが、まったく飽きません。素晴らしいピアノです。













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Comment

こんにちは - rudolf2006

芳野さま  こんにちは 
お久しぶりです 

オペラに足を運んでおられますね
ロッシーニの「ランスへの旅」は ヴィーンの引っ越し公演、アバドの指揮 東京文化会館で観たのを思いだしています
序曲から 歌手が客席に現れていたような… 

ゼルキン師のシュベルト ライヴで21番を聴いたのがうれしい思い出でしょうか… 
最近は演奏会に行けていないのにで、昔の思い出ばかりです 爆 

このBOX 2つの「21番」が収録されていて 良いですよね 
ミ(`w´彡) 
2019.09.23 Mon 12:33 URL [ Edit ]

rudolf2006さん、こんにちは! - 管理人:芳野達司

最近、オペラ関係者の友人ができたので足を運ぶ機会が増えました。昔はほとんど行かなかったのですが。

アバドのランスといえば決定版とも言えそうですね。すごい歌手が揃っていたのだと推察します。ゼルキン師のシューベルトを実演で聴かれたとは、羨ましすぎます。やはりCDで聴くのとは感興が違うことでしょう。
ここ何週間か、毎日寝床でゼルキン師の20番を聴きながら寝ています。
2019.09.23 13:01
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